宇都宮京子 (編集), 西澤晃彦 (編集)
社会学
現代の社会学の全貌を捉えるために、本書は見開き構成で簡潔明快にその基幹部分を解説していく。好評既刊の内容を最新情報にアップデートするとともに、より現代的テーマもとりあげて生きた社会学の現在を伝える。 多くの関心を集めている学問分野の社会学。あらゆる方向に向かって触手を伸ばしつづけている現代の社会学の全貌を捉えるために、本書は見開き構成で簡潔明快にその基幹部分を解説していく。好評既刊の内容を最新情報にアップデートするとともに、より現代的テーマもとりあげて生きた社会学の現在を伝える。 【目次】 はじめに I 社会学とは何か 1 社会学の理念 2 社会学の全体構造 3 社会学理論とは何か 4 他の科学領域と社会学 5 シンボリック相互行為論:さまざまな社会学理論1 6 アルフレッド·シュッツと異文化理解:さまざまな社会学理論2 7 物語論:さまざまな社会学理論3 8 ドラマトゥルギー·儀礼·スティグマ:さまざまな社会学理論4 9 リスク社会について:さまざまな社会学理論5 10 信頼:さまざまな社会学理論6 11 エスノメソドロジーと会話分析:さまざまな社会学理論7 12 社会学と社会調査 II 〈私〉をめぐる社会学 1 自己について 2 自我と他者とのコミュニケーション 3 第二の近代における自己 4 記憶と忘却 III ジェンダーとセクシュアリティをめぐる社会学 1 〈女らしさ〉〈男らしさ〉を問い直す 2 ジェンダーの社会化 3 ワーク·ライフ·バランス 4 政治参画と公共圏 5 セクシュアリティとは何か 6 セクシュアリティとアイデンティティ 7 セクシュアリティと結婚·家族·国家 IV 若者と子どもをめぐる社会学 1 若者たちの「やさしい関係」 2 児童·生徒におけるいじめ 3 インセンティブ·ディバイド 4 子どもの貧困 5 青年期の長期化と友人関係 V 家族をめぐる社会学 1 家族の絆とは何か 2 結婚の個人化 3 夫婦の関係 4 親子の関係 5 「家」制度から夫婦家族制度,核家族化へ:家族変動を捉える枠組み 6 閉じた家族,開く家族:脱近代家族 VI 地域をめぐる社会学 1 人間にとって都市とは何か:アーバニズム論の系譜 2 シカゴ学派:都市社会学の「発生」 3 コミュニティはどこにあるのか 4 都市の死·:ディズニーランド化·ジェントリフィケーション·郊外 VII 労働·職場をめぐる社会学 1 就業形態の多様化 2 フォーディズムと労使関係 3 ポストフォーディズム 4 感情労働 VIII メディアと情報化をめぐる社会学 1 メディアとは何か 2 活字メディアと近代社会 3 情報化社会とその実現 4 スマートフォン時代のインターネット 5 情報化社会を捉える理論と方法 6 情報化社会の公共性 IX 階級·階層をめぐる社会学 1 階級と階層 2 日本の階級·階層構造とその変動 3 階級再生産とメリトクラシー 4 社会的排除と貧困 X グローバル社会とエスニシティをめぐる社会学 1 「エスニシティ」とは何か 2 国民国家とその課題 3 難民·移民をめぐる諸問題 4 多文化社会とその課題 5 日本の現状 XI 社会運動·NPO·ボランティアをめぐる社会学 1 デモと民主主義:社会運動は社会を変える 2 社会運動:新しい社会運動とユニオン運動 3 NPO/NGOと市民社会 4 後期近代におけるボランティア活動 5 東日本大震災とNPO·ボランティア XII いろいろな社会学 1 環境をめぐる社会学 2 教育をめぐる社会学 3 政治をめぐる社会学 4 組織をめぐる社会学 5 犯罪をめぐる社会学 6 宗教をめぐる社会学 7 医療をめぐる社会学 8 差別問題をめぐる社会学 XIII 社会学の歴史:西欧世界の社会学史 1 「社会という謎」の発見:社会学のはじまり 2 「理性」からはみ出る社会:ヴェーバーとデュルケム 3 「アメリカ社会」はいかに可能か:シカゴ学派とパーソンズ 4 「わからなさ」の再発見:パーソンズ以後のアメリカ 5 神なき時代の社会学:ヨーロッパの現代へ 研究者紹介 1 カール·マルクス 2 エミール·デュルケム 3 ゲオルク·ジンメル 4 マックス·ヴェーバー 5 アルフレッド·シュッツ 6 タルコット·パーソンズ 7 ニクラス·ルーマン 8 ユルゲン·ハーバーマス 9 ピエール·ブルデュー さくいん